CM3D2/COM3D2 SS撮影でよく使うプラグイン
カスタムメイド3D2(以下CM3D2)、カスタムオーダーメイド3D2(以下COM3D2)共に、様々なプラグインが有志によって作られています。
エディット拡張やゲームプレイ拡張、中には本来はできないことをやっちゃうようなものも。
もちろん、その中にはSS撮影で役立つようなものもあります。
が、「一体どれがSS撮影に使えるのか?」「説明見てもどういうことができるのか、いまいち分からない」という方も、特に初心者にはいるのではないのでしょうか。大丈夫、僕も分からないの多いです。
というわけで、よく使う・使ったことがあるプラグインを簡易的にですが紹介できたらと思ってこの記事を書いてます。
お力になれれば幸いです。
始めに
と、記事に行く前に注意事項を。
当然のことではありますが、これらのプラグインは非公式のものですので、導入した場合に何らかの問題が発生した場合、公式では対処できません。
また、各プラグイン作者様に迷惑をかける行為は絶対にしないようにしてください。
それと、本体のバージョンアップに伴ってこれらのプラグインが起動しなくなるのは普通のことなので、そのことで公式に迷惑をかける行為もやめましょう。
また、記事内では各プラグインへのリンクは貼っていないので、各自で検索するか、もちもち3D様のツール・プラグインまとめの記事を参照してください。
ちなみに、これらのプラグイン導入の前提となる『しばりす』導入についてはできている前提で書かせていただいています。
あらかじめご了承ください。
総合
複数メイド撮影プラグイン
CM3D2/COM3D2での撮影で多分一番使われているであろうプラグイン。
どう考えても長くなるので過去記事を参照してください。
ちなみに公式のスタジオモードではなく、こちらを使うメリットとしては、
- 公式アイテムもMODも単品で呼び出すことが可能
- 表情を更に細かく調整できる
- エディット画面からそのまま撮影できる
- 操作や呼び出し時にいちいちパネルを呼び出す必要がない
など、主に利便性の向上がメインで、特に撮影に慣れてきてからはかなりありがたいプラグインだと感じることができるとは思います。
個人的には普段使いする分には複数メイド撮影をお勧めしますが、今後も嫁イドグランプリが開かれる場合はスタジオモードオンリーでしょうし、指の操作などはスタジオモードのが便利だと感じているので、別に好みで選んでいいと思います。
(ちなみに、『嫁イドアワー』は複数メイド撮影でも現状問題ないです。『嫁イドグランプリ』とはまた別なので、参加する意思のある方は一応ご注意を)
カメラ関係
CM3D2もCOM3D2もデフォルトではパースが変更できないのはともかく、画面の傾けすらできないので、公式撮影モードでは画面を傾けた構図にするには背景ごと動かさなければならずに面倒です。ダンスではカメラ傾けてるのになんでないの。
というわけで、そこを解決するためのプラグインとして導入するのがメインになるかと思います。一応、先に上げた複数メイド撮影や後述するSceneCaptureでもカメラ傾けはありますが、個人的に便利なのを二つ上げておきます。
CameraUtility.Plugin
主にカメラの傾け、パースの変更で使うことになると思います。背景を動かせる機能もあるのでそちらでも使うかも。
キーボードでの操作で手軽にできるので、他でカメラ傾け機能等があるプラグインを入れていても使って問題ないくらいには便利です。
上記画像のようにカメラの傾けは、キーボードの>(る)と_(ろ)でできます。?(め)で傾けリセット。
ちなみにパースの変更はこんな感じです。
操作方法は、キーボードの+(れ)と}(む)です。*(け)でリセット。
だいぶ大げさに変更しているので、もっと弱めに当然できます。あくまでこういうことができるってことで。
エフェクト関係
公式撮影・複数メイド撮影共に、ある程度のエフェクト機能はありますが、慣れてきて物足りなくなったり、違う表現もしたいならば入れていいかと思います。
ただ、これらの機能はあると便利ですが、後から加工するという手段もあるので、上手く兼ね合わせていくといいと思います。
PostEffectプラグイン ※COM3D2では一部機能のみ
様々なエフェクトを付けれるプラグインその1です。
起動はキーボードの_(ろ)です。先述のCameraUtility.Pluginと被ってますので、困る場合は変更してもいいでしょう。
複数メイド撮影にあるブルーム・深度ブラー・光学ブラー・フォグの4種類の更に細かい調節もできますし、
画像のように、カラーカーブやコントラストの変更なども行えるプラグインです。
やれることが一気に増えるので、慣れてからの導入でもいいかもしれませんが、こちらかこの後のSceneCapture.Pluginのどちらかは一度触ってみた方がいいかもしれません。
SceneCapture.Plugin ※COM3D2では一部機能制限
様々なエフェクトを付けれるプラグインその2です。
が、カメラ変更やMOD呼び出しなどの機能も持っているため、もし複数メイド撮影ではなく公式のスタジオモードを使う場合は利用するのもいいでしょう。
起動方法はデフォルトではキーボードのZ/X/Cキーです(変更可能)。
先述のPostEffectプラグインで使える機能は全て使えるため、ほぼ上位互換と言っていいかもしれませんが、
- PostEffectプラグインとは微妙にエフェクトのかかり方が違う
- 複数メイド撮影との併用を想定してないようなので、お互いの機能の無効化が起きたりする
点がありますので、好みの方を使うか、あるいは両方とも使うかするといいのではないでしょうか。
特に複数メイド撮影と併用する場合は、デフォルトの起動キーが複数メイド撮影でよく使うキーなので、変更はほぼ必須だと思っていいです。
ちなみに画像はCOM3D2版なので、CM3D2版はもっと機能が多いです。自分には使いこなせませんでした……(小声)
PNG配置プラグイン ※CM3D2のみ
デフォルトの起動キーはP(変更可能)ですので、お好きなキーを当てるといいでしょう。
ただ単にPNGを置くだけでなく、
こんな風に円柱にしたり、
PS機能で桜吹雪を作ったりなどもできます。
この画像では動いてませんが、APNGを使うこともできます。
注意点としては、
- デフォルトでいくつか入っているとはいえ、使うPNGは自分で作るか見つけてくるかする必要がある
- 性質上、どうしても重くなってしまう
- ものによっては後付けで付けた方が楽
と言ったところでしょうか。
吹き出しや擬音は個人的には後から付けた方が楽だと思っていますが、この辺りは個人の感覚によるところが多いので、やりやすい方法を見つけてみましょう。
CM3D2.ShaderChange.Plugin ※CM3D2のみ
水面の演出強化や呼び出した鏡の修正を行ってくれるプラグインです。
起動は画面右上の歯車アイコンをクリックすれば、デフォルトの項目とかと一緒にSCアイコンがあるので、それをクリックすればOKです。
特定の場所では水面そのものを置き換えてくれます。そうでない場所も、水面そのものを呼び出せるので上手く使ってください。
ちなみに鏡の修正はあくまで修正だけなので、鏡そのものを呼び出すには複数メイド撮影などで呼び出す必要があります。
キャラエディット関係
エディット機能を使って様々な表現をする、というのも手段の一つとして有用です。
当然デフォルトのエディット機能を使うのもいいですが、各種プラグインを使うと更に表現の幅が広がるので、「こういうことができるのでは?」と思ったら、使ってみるといいでしょう。
ShapeAnimator.Plugin
名前の通り、シェイプキー対応MODのシェイプキーを動かすためのプラグインです。
F4キーで起動して、MODごとに設定されたキーを入力、スライダーで動かすといった感じです。
設定を保存できるので、撮影以外の要素でも使える(というか多分それがメイン)ため、対応MODも一緒に導入する必要はありますが、非常に素晴らしいプラグインだと思います。
AlwaysColorChangeEx.Plugin
エディットパーツの色や透過などをゲームを起動しながら調整できるようになるプラグインです。起動はF12キー。
こちらもメインは撮影以外で、変更したものを出力できたりもしますが、使いこなせると表現の幅が一気に広がるので、撮影に慣れてきたら使うようにするといいかもしれません。
自分は未だに使いこなせないので、肌のテカリの表現くらいしか使えてないです……
また、テクスチャの変更も可能なので、このように撮影時にスカイドームMODの背景を変更できたりなどもします。
もちろん、スカイドーム以外のテクスチャ変更も可能です。
変更するテクスチャは、texかpngファイルである必要はあります。
本当に色々な可能性があるプラグインだと思うので、使いこなせるようにがんばりたいですね。
EditMenuUtility(ボディカテゴリー追加プラグイン)
エディットに入る際のロードを軽くしたり、アイテムをフォルダごとにまとめたりなど、多機能なプラグインですが、SS撮影に直接関わる部分としては、ボディカテゴリを追加してボディを切り替えることができるようになるという点です。
有効利用するためには、先述のShapeAnimator.Pluginもあった方がいいですが、ボディMODをいちいち入れ替えずにそのボディごとのシェイプキーを使えるので、非常に便利です。
COM3D2では、このボディ変更機能のみを導入できる『ボディカテゴリー追加プラグイン』がありますので、こちらを導入してください。
ReiPatcherレス化プラグイン一式
正確にはその中に入っているスライダー制限解除のプラグインがSS撮影に直接関係しているのですが、その他に便利なプラグインも入っているのでまとめて導入して大丈夫だと思います。
画像のように、壁に押しつぶされたおっぱいを表現したりなどの表現に使えると思います。起動はエディット画面でF5キーです。
頻繁に使うわけではないかもしれませんが、覚えておくと何かの役に立つかもしれません。
PropMyItem.Plugin
どちらかというとスタジオモード向けですが、エディット画面を開かなくてもキャラのエディットができるようになります。ちょっとアクセや衣装を変えたいときに使えます。
起動はデフォルトだとShift+Iキーです。エディット画面でも使えるので、複数メイド撮影との併用も可能ですが、Iキーはよく使うキーなので変更をお勧めします。
ちなみに複数メイド撮影で使うメリットは、カメラ目線状態で顔や首の動きを決めた後、パーツを変更したくなった時に視線がずれないことになります。
差分撮りとかに地味に便利なので、覚えておくといいかもしれません。
キャラ演出関係
エディット関係と同じような感じかもしれませんが、キャラに直接変化を加えたり、ポーズ関連のプラグインはこちらに入れてみました。
半脱がし(ぽろり)プラグイン ※CM3D2のみ
主にMOD衣装での半脱ぎ状態を表現するのに使います。起動キーはF2です。
読んで字のごとくのプラグインですが、MODによってはエディットから普通に半脱がし状態にできたりするので、撮影だけで使いたい場合は必須ではないかもしれません。
ただ、当然このプラグイン前提のMODもあるので、それらを使う場合は必ず入れておきましょう。
VibeYourMaid・XtMasterSlaveプラグイン ※CM3D2のみ
メイドさんにバイブで悪戯をするプラグインとメイドさんをご主人様と変更するプラグインの組み合わせです。
これら単体では撮影にそこまで関連しないのですが、組み合わせると画像のようにご主人様のモーションをメイドにさせることができます。男がやってる? 気にするな!
やり方はXtMasterSlaveプラグイン内のマニュアルにもありますが、
- VibeYourMaidプラグインの設定画面から男モデルの表示を行う
- Ctrl+Mキーを押してこのプラグインを表示し、サブメイドを呼び出す
- Masterに「男No.0」、Slaveにサブメイドを指定して「Master-Slaveリンク」を押す
- VibeYourMaidプラグインのUnzip機能で夜伽コマンドを行う
- 位置などを調整したら、男モデルを透明度スライダーで完全に透明にする(お好みでVibeYourMaidの設定画面から、複数メイドの同期設定で音声や表情同期をONに)
- 「夜伽以外VibeYourMaidに連動」のチェックがONだとXtMasterSlaveプラグインでも連動でのボイス、表情再生ができます ※VibeYourMaidには射精モーションがないので絶頂させるには、「⇔絶頂」をONにして絶頂を同期させるか、演出設定の「マニュアルプレイモード」を使用して下さい
となります(コピペ)
自環境では起動がかなり重くなったので、一考する必要はあるかもしれませんが、複数メイド撮影でも公式撮影でも男モーションをどうこうするのは難しいので、かなり便利にはなります。
Marking.Plugin・Custom.Nyou.Plugin ※COM3D2のみ?
夜伽時に付けられる液体や鞭痕などを付けるプラグインと、同じく夜伽時に出せる尿を別の場面でも使えるようにするプラグインです。
COM3D2のみとしてますが、同機能持ちの自体はCM3D2でもあったと思われます。ただ、現バージョンで動くかどうかが未確認なので、その辺りはご了承ください。
YASDMinus.Pluginとか
いわゆる藻消しです。色々あるのでこれは画像省略で。
まあ、アソコが描き込まれた肌使う場合、公式の藻が強すぎるからほぼ必須と言っていいでしょう。
これ使ったSSを外部公開する場合、自分で藻をかけ直すなり黒塗り修正するなりは必ずするようにしてください。
終わりに
かなり大雑把な紹介になってしまいましたが、とりあえず自分が思いつく限りのものを上げたつもりです。
「これら全部を使いこなさいとダメなのか……」というわけではありません。というか、自分も使いこなせてません。
必要なものを必要な時に使う、それでいいのだと思います。
ここでいうことではないかもしれませんが、SS撮影はプラグインの使いこなしや撮影技術を競っているわけではありません。
ただ、それらを知っていると表現の幅が広がるというのが重要なのだと思っています。
というわけで、色々試してみて「難しいから今回はいいや」とか「これ使えばこういうことできるのでは?」となってくれればうれしいと思います。
それでは、最後に全てのプラグイン作者様、今回の撮影で使わせていただいたMODの製作者様、また以前に撮影のことでアドバイスをくださった皆様への感謝の言葉で閉じさせていただきます。
ありがとうございました。
追記・修正等
2018/5/17
・EffekseerPlayerPluginについての記述を追加。
(「こういう使い方もあるよ」「これ抜けてない?」などがあれば、教えてくださると幸いです)